【寄稿】赤ペン エルグラ先生!!
みなさま初めまして。
Chip & Chairのelglaです。
ディーラーの木野くんがうちの子になったので、今ビシビシ鍛えているところです(笑)
そんな木野くんの日々の日記『木野の旅-C&Cでの100日間-』はこちら
http://nadegatapoker.com/category/feature/kino100
木野くんの修行を受けて、僕もちょいちょい記事を書くことになりました。
どうぞよろしくお願いします。
今回は初回なので、
木野くんに教えているベースの考え方【ディーラーとしての基本スタンス】の話をしたいと思います。
ポーカーディーラーは他のカジノゲームと違って、ディーラーが責任を負えないゲームです。
ディーラー(=ハウス)が責任を負えるゲームは、ぶっちゃけハウスが損を選べばどんなトラブルも解決しやすいですが、
ことポーカーに限っては、お客さんであるプレイヤーが責任を負わないといけません。
なので、トラブルも他のゲームより重くなることも多いですし、解決策もややこしいです。
慣れているプレイヤーは自分に責任があることを知っているので、ディーラーを見る目も厳しくなります。
そんなゲームのディーラー【ポーカーディーラー】はまさに細心の注意を払い、
プレイヤーからの信頼を得ないといけません。
信頼を得るにはどうしたらいいか。
3つの手段があります。
一つ目は【ミスをしないこと】
ミスが多い人は信頼されにくくなる。
これはディーラーに限らずなんでもそうですね。
しかしミスはどんなに頑張っても0にすることは難しいです。
誰だってミスをすることはあります。
大事なのはリカバリーですね。
二つ目は【捌きのスピード】
速度が速いディーラーはそれだけで上手く見えます。
技術が一番必要な項目ですね。
取得には練習あるのみです。
そして一番重要な最後の一つ。これが出来ていないと意味がないと言っても過言ではない項目、
【プレイヤーにとってわかりやすい処理をしているか】
処理・捌きの一つ一つがプレイヤーにとってわかりやすいかどうか。
アナウンスをきちんとしているかどうか。
プレイヤーのことを考えて、プレイヤーにわかりやすく処理をすることが大事です。
ここをちゃんと出来ている人は同じミスをしても重さが違います。
ディーラーはプレイヤーが快くゲームをするための手伝いをする役です。
プレイヤーにゲーム進行を気にしてもらっているうちは確実に半人前です。
ちゃんとプレイヤーのことを考えたディーリングをすることが大事です。
自分しかわからない処理の仕方をしていないか、自分がやりやすくなる為だけの手順の処理をしていないか、
自己満足の為にディーラーをやっていないか。
捌きのスピードや手順の正確さなども勿論大事ですが、
この心構えが何よりも大事。
この部分の積み重ねの為に捌きの技術が必要なんです。
こういった部分を念頭に置いて、いいディーラーになれるようにトレーニングを積み重ねてもらっています。
次回は木野くんのブログにも出てきた事例を元に話してみます。