先週ご紹介したパンク同様に、マニアックな世界においてメジャー?なゲームであり、ちょいちょい界隈にワードとして溢れてくる「おにぎり」をご紹介します。

おにぎりは、厳密にいうと「ワンタイムドローポーカーコイントーク」というゲームです。コインを握りあって、一斉に開きプレイヤーがハイローの勝負を選択する際に、コインを握ることから、文字通りおにぎりと呼ばれます。おにぎりはパンク同様、ゲームであり、ルールです。まずは恒例のざっくり説明

1)基本ゲーム
→下記に記載します。
2)ベット方法
→一般的に、ポットリミットもしくはノーリミットで行われます。チェンジラウンドを3回にしてリミットゲームで行うことも可能ですが2-7のような面白さはでないかもしれません。
3)エクストラルール
→基本的にはエクストラのないゲームですが、ワンカードサービス(第弐夜参照)を含め特殊環境のルールがありますので、後述します。
4)勝利条件
→ハイローゲームとなります。ロー条件はありませんのでエニーローです。
5)ジャッジ方法
→おにぎりはコイントークで行います。カードトークの場合はおにぎりとは呼ばずドローポーカーハイローと呼ぶような気がします。

基本

おにぎりは、5枚のカードを配られて、カードをチェンジすることで手役をつくります。いわゆる日本人に馴染みの深いドローポーカーの形式をとっていますが、ゲームはハイローで行います。チェンジ枚数やベットでハイローを読み切る非常に高度な駆け引きを必要とするゲームです。

ゲーム進行

ゲームの進行方法はテキサスホールデムやスタッドと異なります。ブラインドは全員アンティや、スモールビッグブラインドを使用します。ここでは基本となるワンタイムを解説します。

プリフロップ

ディーラーボタンの次のプレイヤーから1枚ずつ、計5枚ずつカードが配られた後、ブラインドがある場合はアンダーザガンから、全員アンティルールの場合はディーラーボタンの次のプレイヤーからベットを行います。

チェンジ1回目

ディーラーボタンの次からアクティブプレイヤーはチェンジするカードをテーブルに置きます。この際にディーラーにチェンジ枚数がわかるように提示します。ディーラーはすべてのチェンジ枚数が確定した時点でバーンカードを切り、各プレイヤーにチェンジ枚数分のカードを渡します。

チェンジ終了後、ポジション順にベットアクションを行います。

ベットアクション終了後、コイントーク(おにぎり)を行います。おにぎりはテーブルの下に2枚のコインを持って行き、自分がハイで勝負するか、ローで勝負するか、両方勝負するかを決めてコインを握りテーブルの上に戻します。一般的には

ハイ=コインを1枚握ってくる
ロー=コインを0枚握ってくる
ハイロー=コインを2枚握ってくる

というジャッジになっています。ハイロー両方勝負した場合、ハイとローそれぞれ同じ方向で勝負しているプレイヤーがいる場合、ハイロー両方とも勝っていなければ権利を失います。仮にハイは勝っていても、ローで負けていればハイの権利を失うということです。

ルールとしてのおにぎり

チェンジ後におこなうこのコイントークを「おにぎり」と呼び、他のゲームでも使用します。「じゃあ、スペダイね」「勝負は?」「おにぎりかな」みたいな会話がある場合、スペダイというゲームの最後のジャッジをコイントークで行うという意味になります。

エクストラルールを加えたおにぎり

おにぎりワンカードサービス

おにぎりは5枚のカードで行いますが、ここに1枚カードを加えて、6枚のカードで5枚のハンドで勝負するゲームがおにぎりワンカードサービスです。枚数が増えることで完成手役もレベルがあがるため、面白くなりますが、一方で1人に配る枚数が多いため参加人数に限度があります。一般的に6人でもちょっと厳しいと言われています。5人が最適人数でしょうか。

おに定

ワイルドの章でご紹介した定食(インサイドハイワイルド+ワンカードサービス)をルールとして追加したものがおにぎり定食です。おいしそうですね

ちょっと変わったおにぎり

4おに

5枚でおこなうおにぎりを4枚で行うものが4枚おにぎり、通称「4おに」です。基本的なゲーム内容は一緒になりますが、役とその順序は下記の通りになります。

  1. フォーカード
  2. ツーペア
  3. スリーカード
  4. ワンペア
  5. ハイカード

フラッシュとストレートがないものが多く、ツーペアとスリーカードの順位が逆転します。場所によってはツーペアとスリーカードの順位は変わらないケースも多く見られますので、プレイする際には事前に確認すべきです。フラッシュとストレートを採用する場合は下記の順序になるのが一般的です。

  1. フォーカード
  2. ストレートフラッシュ
  3. ツーペア
  4. ストレート
  5. スリーカード
  6. フラッシュ
  7. ワンペア
  8. ハイカード
3おに

お気づきだとは思いますが、3枚でおこなうおにぎりです。こちらはストレートとフラッシュは手役として採用しません。手役は、スリーカード、ワンペア、ハイカードとなります。

4おにも3おにもプレイヤーが多い時に採用されるルールです。スタートカードに強く左右されるため紛れも少ないのが特徴です。